2010/08/19

[indoor climbing] PUMP2 ヘロヘロのボロボロ

先週の反省を受けて、今回は電車で中野島へ。にも関わらず、ヘロヘロでグレード更新どころか普通にローテーションしてるルートすらままならない有様でした。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.8 アップ (一反木綿 赤棒 TR
  • 5.8 アップ (一反木綿 黄■ TR
  • 5.10a RP (奥壁 緑■
  • 5.10c RP (奥壁 赤■
  • 5.11c x (TSUNAMI 白■ 弁当箱まで行ってテンション
  • 5.12a x (TSUNAMI 緑↑ 終了点手前でテンション
  • 5.11d x (タワー 黒↑ かぶった箇所まで進んでテンション
  • 5.11b x (タワー 青棒 被ったパートを終えてリップから終了点の部分でテンション
  • 小休止(20分)
  • 5.11c x (TSUNAMI 白■ 弁当箱へのトラバースが出来ずテンション
  • 5.9 RP(100度 茶■
  • 5.11a x (TSUNAMI 白x かぶりすら越えることが出来ず。。。
  • 5.10b x (奥壁 青棒 真ん中あたりで一度テンション
  • 5.10c TR (一反木綿 赤■

【雑感】

先週は直前に自転車で長距離走ってバテていたのかと思っていたのだけれど、一概にそういうわけでも無かったらしく、今回も調子が悪いままでした。なんか体は元気な気がするのにすぐに前腕が張ってしまう。もしかしたら微妙に夏バテしてるんじゃないか、という説が濃厚です。

ラスト15分にTRで赤■を延々トライしてみたところ、登り自体の調子が悪いわけでは無いみたいで、終了点直前の悪いホールドが出てくるまでは4回やってどんどん動きが良くなって最適化されていくけれど、4回ともその後の悪いホールドが持てずにフォールしました。どこの調子が悪いのか定かじゃないけれど、しばらくはグレードを更新するクライミングではなく、方向を変えてみようかな。

[mountaineering] 劔岳チンネ左陵

13日に休みを取って13日〜15日の3連休で北アルプスの北部に位置する劔岳のチンネ左陵に挑戦した。同行者は、9連休を山で過ごすchippe、4連休を山で過ごすricky、3連休を山で過ごすpecomaと僕。みんな山が大好きだね。3人にとっては2度目の、僕にとっては初めて目にする劔岳。


【予定】

8/13
5:00 pecomaと共に埼玉県出発
諏訪湖インターで休憩
扇沢到着
立山アルペンルートを利用して室堂へ
室堂到着
剱沢のキャンプ場でchippe、rickyと合流
8/14
未明 チンネ左陵取り付きに向かう
チンネ左陵挑戦
劔岳登頂
下山して剱沢でpecomaの誕生日を祝いつつ宴会
8/15
未明 室堂へ向けて下山
始発の立山アルペンルートで扇沢へ向かう
温泉でのんびり
帰宅



【扇沢へ向かう】

送信者 20100813-チンネ左稜

かなりの早起きをして一路扇沢へ。山に向かっていると思うと気持ちが高ぶるばかりで会話も弾む。早い時間に出発したにも関わらず、高速を走る車の台数は多い。いつ渋滞になってもおかしくない。予定通り諏訪湖のSAまで一気に向かって朝食。道中のSA、PAは全て「混雑」と表示されていたが、ここも大混雑でちょっと隙間があると駐車されている無法地帯。その後も順調に道は流れていたが、インターを一つ通りすぎてしまい、30分ほどロスしてしまった。

扇沢の麓に到着すると、駐車場が満車のため、麓に駐車して扇沢駅までは無料のシャトルバスで向かう必要があるということで無料駐車場へ。そこには大量の車と大量の観光者がいて、大きなリュックを背負った僕たちが逆に浮いてしまうような場所だった。恐ろしい。

初の立山アルペンルート

送信者 20100813-チンネ左稜

10:30
シャトルバスの人の量にうんざりしながらも、すでに山に来ているという高揚感に包まれながら扇沢駅に到着。そこにはさらなる人ごみが誕生していた。僕はディズニーランドに行きたいんじゃない。山に行きたいんだ。

送信者 20100813-チンネ左稜

トロリーバスに人がパンパンに詰め込まれて、運ばれ、吐出された先はかの有名な黒部ダム。みんなこれを見に来ているのか。たしかに素晴らしい景色。でも、「観光放水しますー!」っていって放水してるってことは実は全然必要無い放水ってこと?不思議。

送信者 20100813-チンネ左稜

12:00
さらなる人ごみにまぎれながら今度はケーブルカー。電車は到着してるのに、なぜか15分ぐらい観光説明の時間があって、その時間がなければもっと人を運べる。あのPRで誰か写真集を買うんだろうか。それよりは販売コーナーを作ったほうが効率いいような気がするけれど。

送信者 20100813-チンネ左稜

ケーブルカーをでたらちょっと山に近づいてきた。でも、まだ山に行きたいと思ってしまう。ここも山のど真ん中のはずなんだけど。

送信者 20100813-チンネ左稜

ふとpecomaの姿が見えないと思ったらこんなことになっていた。どう見てもクライマーです。本当にありがとうございました。

送信者 20100813-チンネ左稜

12:45 ロープウェイを使って大観峰に行き、その後再度トロリーバスで室堂へ。なんかもうすっかり疲れてしまったような感じだけれど、ようやく人ごみは落ち着いてきた。

室堂から剱沢へ向かう

送信者 20100813-チンネ左稜

13:00
ここまで来ればもう山はあと一歩!ここも山だけどさ。室堂の標高は約2450m、13時時点の気温が16.5℃。こんなに高いところまでお金さえ払えば、ほとんど歩かずに数時間で到着出来てしまう、これは本当に素晴らしいことだと思うけど、僕は人ごみが苦手だ。

送信者 20100813-チンネ左稜
送信者 20100813-チンネ左稜

みくりが池を経由して地獄谷に向かう途中で雷鳥の親子に出会った。ものすごい人だかりが出来ていたけれど、そんな人のざわめきなんてどこ吹く風、悠々としていた。写真の中には雛も写ってるんだけど、見つけられるかな?

送信者 20100813-チンネ左稜

もうもうと煙があがる地獄谷。僕は硫黄の匂いが嫌いじゃない、この匂いを嗅ぐとゆで卵が食べたくてお腹が減ってしまう点を除けば。

送信者 20100813-チンネ左稜

13:45
長い長いアプローチを終えて、ようやく山の入口に到着した。雷鳥沢には色とりどりのテントが張られていた。計っていないから正確にはわからないけれど、初めての25kgぐらいの荷物にこの時点で結構僕はへばっていた。でも、ベースキャンプで飲むビールはとても大事だから頑張る。

雷鳥沢から剱沢へ

送信者 20100813-チンネ左稜

荷物はとっても重いけれど、ようやく到着した山にテンションうなぎ登りで剱沢を目指す。歩いている人はみな軽装で雷鳥沢にベースがあるのか、日帰りか小屋どまりといった様相。でも、道中の道と違ってみんな山に登る人たち。あいさつするたびに気持ちが落ち着いていく。

送信者 20100813-チンネ左稜

休憩の合間にあたりを見回すと雪と岩と草木のコントラストに目を奪われる。天候が芳しくなく、青空が見えないのが残念だけれど、アプローチで重い荷物を背負った身にはこのぐらいが登り易い。

送信者 20100813-チンネ左稜

時間が経つにつれて雲が下がってきた。上空では強い風が吹いている様子で、みるみる雲が流れていく。山の稜線に沿って生々しく形を変えて吸い込まれていく雲はいつまで眺めていても飽きることは無い。

送信者 20100813-チンネ左稜

15:15
今までで一番大変な登りだったような気がする。すぐ横にピークがあるにも関わらず、そこに行く気にならなかった。これまでろくに装備もなく、軽装で登っていた事はかえって荷物が軽くなり通常の山登りでは良かったのかもしれない。大規模な縦走や、山の上でクライミングをするためにはもっと体力をつけなくてはならないと強く感じた。

送信者 20100813-チンネ左稜

ついに劔岳を見ることが出来た。のこぎりの歯のように沢山のでっぱりがあり、今まで見た中で一番格好良くて登りたくなる山だ。劔岳御前小屋を抜けるともう後は剱沢まで下るだけとなる。登りの間は僕にあわせてゆっくり歩いていたpecomaだったが、行になった途端ピューッと走って行ってしまいあっという間に姿が見えなくなってしまった。久しぶりのchippeだもんね。

送信者 20100813-チンネ左稜

剱沢も色とりどりのテントが群生していた。雷鳥沢よりも多いかもしれない。。。でも、この場所にいる人達はみんな山にかける情熱の度合いが濃くて、あたり一面クライマーかと思うと自然とテンションがあがって、僕はかけ出すほどの元気はなかったけれど、足取りが少し力強くなったような気がした。

送信者 20100813-チンネ左稜

16:00
ようやく到着したベースキャンプ。前日から台風の中場所取りをしていたrickyと、立山ホテルでダブルの部屋にひとりで泊まって悠々と過ごしていたchippeと合流。いそいそと食事の準備をしてビールで乾杯。山で飲むビールは最高に美味しいし、何を食べても幸せな気持ちになる。でも、水分が足りなくて戻すのに失敗したペペロンチーノはパリパリしてた。

送信者 20100813-チンネ左稜

翌日は0時から行動開始予定だから早く寝ないといけないんだけれど、みんな手持ち無沙汰で剱沢ボルダーセッション。ペコがスタートホールド破壊したけど、難易度変わらずのかなり面白い課題だった。僕は指が痛いので少し触って撤退。

土砂降りの夜、そして下山

送信者 20100813-チンネ左稜

0時前に猛烈な雨の音で目を覚ました。一般道の登山なら不可能では無いと思うけれど、チンネはとても無理だから諦めて再度就寝。夜はずーっと染みこんでくる水と格闘しつつ、6時頃までやることもないので頑張って睡眠。

5:30
諦めて活動を開始、9時まで様子を見て天気が回復するようなら一般道でとりあえず登頂、という話もあったんだけれど回復する様子も無いので8時頃から撤収開始。

送信者 20100813-チンネ左稜

9:00
テントを畳んでみんなのお腹にビールを分配したおかげで軽くなったリュックを背負って下山開始。御前小屋を越えて下りになってからはガスガス進んで最後の方は駆け下りるようなペースで下山。やっぱり下山はあまり楽しくないけれど、skinsのおかげで膝が痛くならなかったのは良かった。

送信者 20100813-チンネ左稜

11:00
室堂はこんな天気だというのに観光客で溢れていて、本気装備の人とまるで渋谷からそのまま来たような格好の人が入り乱れてとても不思議な光景だった。その後は立山アルペンルートで扇沢へ。帰りは比較的すいていたけれど、黒部ダムから扇沢へのトロリーバスは満員電車並みの混雑だった。

温泉、そしてバースデイパーティー

送信者 20100813-チンネ左稜

下山してから、大井温泉郷というところにあった薬師の湯というところで一息ついた。その後、pecomaが丁度誕生日だったので、ちょっと小洒落たイタリアンで食事をしてから夜遅くまで別荘で宴会。彼は大変に気持よく飲んであまり記憶が無いそうです。それぐらい幸せだったんだね!7日間誕生日プレゼントをデポったchippeが凄い。

とまぁ、そんな感じで今回の山行で一番時間かかったのは睡眠時間でした、というオチ。初めて全日天気に恵まれない山行だったけど、これも山の楽しみってことだね!でも天気が良い方が100倍楽しいね!


関連リンク

chippeの後立山大縦走記録(尾根の向こう)

2010/08/12

[indoor climbing] PUMP2 持久系×持久系

時間の都合からロープバッグを背負ってチャリで出勤してしまい、そのまま調子にのって中野島までチャリで行ってしまいました。予想通り45分程度でついたものの、ポロシャツが絞れるレベルに汗をかき、ヘロヘロ。さて成果やいかに。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.9 アップ(ギャラリー ピンク■ TR
  • 5.10a アップ(ギャラリー 赤■ TR
  • 5.10c RP(タワー 緑■)
  • 5.10c RP(奥壁 赤■)
  • 5.11a RP(タワー 茶■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 緑↑)角度が浅くなるところで一度テンション
  • 5.11a x(奥壁 水色棒)初 終了点直前の最後の1手が出せず。
  • 5.10d RP(奥壁 白矢印)初 RPしたものの、フォール寸前のひどい状態だった
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)前半部分であまりにパンプするのでテンションして終了
  • 5.11b x(タワー右 青棒)パンプがひどく前半で終了
  • 5.10c RP(一反木綿左 赤■)
  • 5.10a RP(奥壁 緑■)
  • 5.10b RP(奥壁 青棒)
  • 5.10d x(奥壁 オレンジ×?)2回テンションしてさらに終了点保持できず

【雑感】

結果は散々でした。帰り道に反省していたのですが、持久系×持久系は普通に考えてトレーニングとして良くないですね。そのうちに体が馴染んでくるのかもしれないですが、ちょっと次からは自転車で通勤するのはやめようかと思います。でも、満員電車に乗らないで済むのは大変魅力的。。。

というわけで今日は難易度を上げるのは諦めて、伊東さんに教わったことを今日一緒にいたベッチに教えることに専念。足置き、振り、正対、呼吸と一通り伝えました。少しでも身につけてリードのグレードが伸びてくれるといいのだけれど。

そういえば、先日skinsの上下を購入して、今日が上半身のデビュー戦だったのですが、あまりにヘロヘロですぐにパンプするし登れないしで全然効果の程はわかりません。ただ、帰りの自転車では相当汗をかいたはずなのですが、結構快適に蒸散させてくれているようでした。

ちなみに、昨日の夜の体重が62.9kgでしたが、先程はかった体重が61.8kgでした。登っている最中に摂取した水分がオレンジジュース1L+500mlの水、それに加えて登った後にプロテインを飲んで家についてから少し食べ物を口に入れた後にも関わらず、1kg減。その間排泄は行っていないので、往復のチャリで最大どれだけ体重が減っていたのか大変気になるところです。

2010/08/05

[indoor climbing] PUMP2 コンペの日は強かった


今日は早目にあがってパンプ2。時間にゆとりがあると、きちんとアップできるのが良いですね。到着直後の6時半ぐらいは流石にすいていましたが、7時半ぐらいからはいつもの景色になってました。リードでさんざん登った後ですが、ボルダーを少しやってみたら全然登れず。やっぱりコンペの日は結構調子良かったんだなーという感じ。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.8 アップ(ショートウェーブ ピンク■ TR
  • 5.8 アップ(ショートウェーブ 白棒 TR
  • 5.9 アップ(ショートウェーブ 緑↑ TR
  • 5.11a RP(奥壁 緑■)
  • 5.10c OS(百度 赤×)初
  • 5.11a RP(タワー 茶■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.11b x(TSUNAMI右 緑棒)初
  • 5.11b x(タワー右 青■)初
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.11b x(TSUNAMI右 緑棒)
  • 5.11cd x(タワー右 黒↑)初
  • 5.11a x(タワー 茶■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)

【雑感】

アップ以外は全部11台でまとめたら、全然完登出来ず。どれも後半までは行けてるので、トレーニングとしては悪く無いのですが、ちょっと悔しい!一応いくつか触った事のないルートに手をだしたので、新たなトレーニングルートの開拓としては良しというところでしょうか。

目標のツナミ白■は11cパートの終了点を両手で保持できるものの、最終クリップが出来ない。ムーブはわかってるんですが、少しよれてると出来ないんですよね。

ちょっと前から登ると毎回腫れて曲がりにくくなってた左手の中指がコンペから少し悪化している気がするので、まずはこれを治さないと!

2010/08/03

[indoor climbing] ロッキー品川店 敵情視察?

8月1日(日)コンペの翌日ですが、ロッキーボルダリングクラブ品川店に行ってきました。ずーーーっと気になっていたんですが、そのアクセスの悪さからついつい足が遠のいていました。でも、物凄く良いジムだった!


【行った場所】

ロッキーボルダリングクラブ品川店


【雑感】

前評判通り、アクセスはちょっと難がありますが、埋立地の倉庫街にあるので休日はとても東京とは思えないほど静まり返っていました。オーナーが入り口で本を読みながら昼寝していたりと凄くのんびりした空気感の場所です。

課題は特に級の表記はなしに(むずかしい←→やさしい)と色分けされているだけのシンプル仕様。一応緑テープが3級前後で水色テープが1級前後という感じ。壁の形状は今流行りの立体的な壁ではないけれど、高さもあるし、どの壁もかぶっていて、ここでトレーニングしたら強くなるな!という感じ。噂の球体ボルダーは想像以上にでかくて圧倒されました。

Tuneさんだけじゃなくて、べっち、ペッペ、リッキー&あゆちゃんといつものみんなで端からセッションしていったのだけれど、やっぱりペコ、リッキー、Tuneさんは強かった。これからマスターに参加しようと思ったら彼らよりは最低でも強くないとならないので大変だー。

【ワンポイント】

最近少し遠目のホールドを取りに行くムーブが安定してきたように思う。つい肘をはって肩が猫背になりそうな悪いホールドでも、我慢して脱力してためを作って次に進む。この一瞬のためがあるから少し遠い次のホールドが取れる。その時はあまり何度もためないで、1度のためで思い切って次へ行く思い切りも大切。

[competition] PUMP2 RULES OF POWER

7月31日に行われたPUMP2川崎店でのボルダリングのコンペ、「RULES OF POWER」のミドルクラスに参戦してきました。全部で4クラス(ビギナー、ミドル、マスター、エキスパート)ある中で下から2番目のクラス。そろそろ1年近くミドルに出ているので、今回でミドルを卒業するつもりで本気で調整して挑みました。


【概要】

ざっくり説明した通り、全4クラス(ビギナー、ミドル、マスター、エキスパート)に分かれてのコンペ。定員は各40名だけど、ビギナーとエキスパートは20名程度だったみたいです。各クラス予選はセッションで前後半50分、決勝はベルトコンベア方式で3課題で競いました。

セッション方式というのは参加者全員で一斉に登って人の登りも見ながら課題に挑戦する事が出来る、普段のジムで登っているような方式。ベルトコンベア方式というのは各課題トライ時間が4分、課題と課題の間の休憩も4分とどんどんトライする方式で、他の人の登りを見ることが出来ません。

【予選前半 11/14】

立ち上がりの数トライは調子がいまいちでしたが、終わってみれば11完登といい感じ。最近のトレーニングの成果も色々と発揮出来て、いつもならムーブが硬くなってしまう所をリラックスして登れたような気がする。ジムに慣れているっていうのも大きそうだけど。

【途中休憩】

コンペに参加する楽しみはもちろん、優勝を目指して競う全力で登る事だと思いますが、他にも色々と楽しみがあります。その一つが応援。自分より強い人も弱い人も、全力で課題にトライしている姿はついつい声を張り上げて応援してしまいます。

もう一つ、僕はこっちもかなりメインの楽しみだけど、コンペに出るぐらいクライミングが好きな人達と仲間になれること。普段のジムでも同じ課題に打ち込んだりしてると自然と仲良くなっていることがあるけれど、コンペだともっと仲良くなりやすい。途中の時間で簡単な課題、難しい課題の登り方を情報交換したり、励まし合ったり。

【予選後半 13/14】

11完登してれば決勝安泰、という声もあったんですが、最低あと1課題は落とさないと厳しいんじゃないかという感覚があったのでじっくり後半もトライ。レスト直後のトライではサクサクと進んだものの、痛恨の終了点タッチ落ち。その後は全く手が進まず、気持ちばかりが焦る。

少し休んで再トライのために並んでいると「今日は店長から許可とったんで上裸OKです!」とMCが入り、あんまり煽るものだからつい上裸になってトライ。これが良かったのか今まで落ちてたのが嘘のように手が進み、終了点をがっちり保持。そのままの勢いでもう1課題を完登し、13完登。一番奥のルーフ課題はちょっと手ごわそうだったので放置して後半戦終了。


【再度休憩】

この決勝までの休憩中に、ゲストクライマーとして参加していた安間佐千君と伊東秀和さんのトークショーがありました。

安間君は言わずと知れた昨年のワールドカップ総合2位という世界屈指のクライマーですね。伊東さんは自身も現役のクライマーながら、現在はコーチ業に比重を移して活動されている方で、安間君のコーチの他にも数多くのユースの面倒を見ています。一般の人にも教えていて、僕も前期から参加しています。(詳細はこちら

どの話も非常に面白かったのですが、一番印象に残っているのが食事に関する話。安間君は食欲とは関係なく必要なものを必要なだけ摂取するとのこと。小さな頃からお母さんが非常に食事に気を使う方で未だに肉が好きじゃないというのが驚きでした。彼の体を見ると凄く納得感はありますけど。

逆に伊東さんは食事をする事が好きで、あまり厳しい節制をすると精神的に弱ってしまうからちゃんと食べるようにしているそうです。コンペの前などは二日ぐらい前から体に入れる質量を減らして短期的に体重を減らすとのこと。循環させることを意識している、と何度も繰り返してました。色々なアプローチがあるのが面白いです。

【決勝】

1課題目はムーブが頭から飛んでしまってK点1撃、完登2撃。2課題目はちょっと悪い課題でK点2撃の完登出来ず。3課題目は最後の1手が少し遠かったものの、1撃。見ていた人からおそらく3位だろうという話を聞いたものの、最後の発表があるまで落ち着かず。とはいえ出し切れたと思うので気持ちを切り替えてエキスパートの決勝を楽しみました。凄く難しいと思うけど、3年以内にあそこで戦えるようになりたい。


【結果】

ミドル3位に入賞する事が出来ました。今まで参加したコンペの中で最も体調良く望めたコンペだと思います。1週間のアルコール断ち、前日1日のフルレスト、当日のアップも含めて休みすぎず登りすぎないペースをうまく作ることが出来た。次回以降のコンペでもこうした体調で挑めるよう、今回の調整を忘れずに行きたいです。


関連リンク

RULES OF POWER リザルト
PUMP2川崎店