2010/10/10

BLOG移転します

移転先はこちら >>> 煙と馬鹿と俺2.1 (http://hohta.wordpress.com/)

突然ですが、再度ブログを移転します。最近全然書いてなかったのに書いたと思ったら移転告知かーい!という感じですがごめんなさい。

移転のきっかけは、Bloggerで記事を書く前に書いていたVOXの閉鎖でした。驚くことにVOXには書いた記事のエクスポート機能が無く、six apartの有料サービスに移動しないと吸い出せませんでした。しかし、大御所のword pressが記事の取得サービスを行っていて無事にデータを救出出来ました。

その時にさわったword pressの使いやすさに感激した、というのが今回のきっかけです。


何度もお手数かけてしまって申し訳ないですが、フィードやリンク等の変更をお願いします。
今後ともよろしくお願いします。

移転先はこちら >>> 煙と馬鹿と俺2.1 (http://hohta.wordpress.com/)

2010/08/19

[indoor climbing] PUMP2 ヘロヘロのボロボロ

先週の反省を受けて、今回は電車で中野島へ。にも関わらず、ヘロヘロでグレード更新どころか普通にローテーションしてるルートすらままならない有様でした。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.8 アップ (一反木綿 赤棒 TR
  • 5.8 アップ (一反木綿 黄■ TR
  • 5.10a RP (奥壁 緑■
  • 5.10c RP (奥壁 赤■
  • 5.11c x (TSUNAMI 白■ 弁当箱まで行ってテンション
  • 5.12a x (TSUNAMI 緑↑ 終了点手前でテンション
  • 5.11d x (タワー 黒↑ かぶった箇所まで進んでテンション
  • 5.11b x (タワー 青棒 被ったパートを終えてリップから終了点の部分でテンション
  • 小休止(20分)
  • 5.11c x (TSUNAMI 白■ 弁当箱へのトラバースが出来ずテンション
  • 5.9 RP(100度 茶■
  • 5.11a x (TSUNAMI 白x かぶりすら越えることが出来ず。。。
  • 5.10b x (奥壁 青棒 真ん中あたりで一度テンション
  • 5.10c TR (一反木綿 赤■

【雑感】

先週は直前に自転車で長距離走ってバテていたのかと思っていたのだけれど、一概にそういうわけでも無かったらしく、今回も調子が悪いままでした。なんか体は元気な気がするのにすぐに前腕が張ってしまう。もしかしたら微妙に夏バテしてるんじゃないか、という説が濃厚です。

ラスト15分にTRで赤■を延々トライしてみたところ、登り自体の調子が悪いわけでは無いみたいで、終了点直前の悪いホールドが出てくるまでは4回やってどんどん動きが良くなって最適化されていくけれど、4回ともその後の悪いホールドが持てずにフォールしました。どこの調子が悪いのか定かじゃないけれど、しばらくはグレードを更新するクライミングではなく、方向を変えてみようかな。

[mountaineering] 劔岳チンネ左陵

13日に休みを取って13日〜15日の3連休で北アルプスの北部に位置する劔岳のチンネ左陵に挑戦した。同行者は、9連休を山で過ごすchippe、4連休を山で過ごすricky、3連休を山で過ごすpecomaと僕。みんな山が大好きだね。3人にとっては2度目の、僕にとっては初めて目にする劔岳。


【予定】

8/13
5:00 pecomaと共に埼玉県出発
諏訪湖インターで休憩
扇沢到着
立山アルペンルートを利用して室堂へ
室堂到着
剱沢のキャンプ場でchippe、rickyと合流
8/14
未明 チンネ左陵取り付きに向かう
チンネ左陵挑戦
劔岳登頂
下山して剱沢でpecomaの誕生日を祝いつつ宴会
8/15
未明 室堂へ向けて下山
始発の立山アルペンルートで扇沢へ向かう
温泉でのんびり
帰宅



【扇沢へ向かう】

送信者 20100813-チンネ左稜

かなりの早起きをして一路扇沢へ。山に向かっていると思うと気持ちが高ぶるばかりで会話も弾む。早い時間に出発したにも関わらず、高速を走る車の台数は多い。いつ渋滞になってもおかしくない。予定通り諏訪湖のSAまで一気に向かって朝食。道中のSA、PAは全て「混雑」と表示されていたが、ここも大混雑でちょっと隙間があると駐車されている無法地帯。その後も順調に道は流れていたが、インターを一つ通りすぎてしまい、30分ほどロスしてしまった。

扇沢の麓に到着すると、駐車場が満車のため、麓に駐車して扇沢駅までは無料のシャトルバスで向かう必要があるということで無料駐車場へ。そこには大量の車と大量の観光者がいて、大きなリュックを背負った僕たちが逆に浮いてしまうような場所だった。恐ろしい。

初の立山アルペンルート

送信者 20100813-チンネ左稜

10:30
シャトルバスの人の量にうんざりしながらも、すでに山に来ているという高揚感に包まれながら扇沢駅に到着。そこにはさらなる人ごみが誕生していた。僕はディズニーランドに行きたいんじゃない。山に行きたいんだ。

送信者 20100813-チンネ左稜

トロリーバスに人がパンパンに詰め込まれて、運ばれ、吐出された先はかの有名な黒部ダム。みんなこれを見に来ているのか。たしかに素晴らしい景色。でも、「観光放水しますー!」っていって放水してるってことは実は全然必要無い放水ってこと?不思議。

送信者 20100813-チンネ左稜

12:00
さらなる人ごみにまぎれながら今度はケーブルカー。電車は到着してるのに、なぜか15分ぐらい観光説明の時間があって、その時間がなければもっと人を運べる。あのPRで誰か写真集を買うんだろうか。それよりは販売コーナーを作ったほうが効率いいような気がするけれど。

送信者 20100813-チンネ左稜

ケーブルカーをでたらちょっと山に近づいてきた。でも、まだ山に行きたいと思ってしまう。ここも山のど真ん中のはずなんだけど。

送信者 20100813-チンネ左稜

ふとpecomaの姿が見えないと思ったらこんなことになっていた。どう見てもクライマーです。本当にありがとうございました。

送信者 20100813-チンネ左稜

12:45 ロープウェイを使って大観峰に行き、その後再度トロリーバスで室堂へ。なんかもうすっかり疲れてしまったような感じだけれど、ようやく人ごみは落ち着いてきた。

室堂から剱沢へ向かう

送信者 20100813-チンネ左稜

13:00
ここまで来ればもう山はあと一歩!ここも山だけどさ。室堂の標高は約2450m、13時時点の気温が16.5℃。こんなに高いところまでお金さえ払えば、ほとんど歩かずに数時間で到着出来てしまう、これは本当に素晴らしいことだと思うけど、僕は人ごみが苦手だ。

送信者 20100813-チンネ左稜
送信者 20100813-チンネ左稜

みくりが池を経由して地獄谷に向かう途中で雷鳥の親子に出会った。ものすごい人だかりが出来ていたけれど、そんな人のざわめきなんてどこ吹く風、悠々としていた。写真の中には雛も写ってるんだけど、見つけられるかな?

送信者 20100813-チンネ左稜

もうもうと煙があがる地獄谷。僕は硫黄の匂いが嫌いじゃない、この匂いを嗅ぐとゆで卵が食べたくてお腹が減ってしまう点を除けば。

送信者 20100813-チンネ左稜

13:45
長い長いアプローチを終えて、ようやく山の入口に到着した。雷鳥沢には色とりどりのテントが張られていた。計っていないから正確にはわからないけれど、初めての25kgぐらいの荷物にこの時点で結構僕はへばっていた。でも、ベースキャンプで飲むビールはとても大事だから頑張る。

雷鳥沢から剱沢へ

送信者 20100813-チンネ左稜

荷物はとっても重いけれど、ようやく到着した山にテンションうなぎ登りで剱沢を目指す。歩いている人はみな軽装で雷鳥沢にベースがあるのか、日帰りか小屋どまりといった様相。でも、道中の道と違ってみんな山に登る人たち。あいさつするたびに気持ちが落ち着いていく。

送信者 20100813-チンネ左稜

休憩の合間にあたりを見回すと雪と岩と草木のコントラストに目を奪われる。天候が芳しくなく、青空が見えないのが残念だけれど、アプローチで重い荷物を背負った身にはこのぐらいが登り易い。

送信者 20100813-チンネ左稜

時間が経つにつれて雲が下がってきた。上空では強い風が吹いている様子で、みるみる雲が流れていく。山の稜線に沿って生々しく形を変えて吸い込まれていく雲はいつまで眺めていても飽きることは無い。

送信者 20100813-チンネ左稜

15:15
今までで一番大変な登りだったような気がする。すぐ横にピークがあるにも関わらず、そこに行く気にならなかった。これまでろくに装備もなく、軽装で登っていた事はかえって荷物が軽くなり通常の山登りでは良かったのかもしれない。大規模な縦走や、山の上でクライミングをするためにはもっと体力をつけなくてはならないと強く感じた。

送信者 20100813-チンネ左稜

ついに劔岳を見ることが出来た。のこぎりの歯のように沢山のでっぱりがあり、今まで見た中で一番格好良くて登りたくなる山だ。劔岳御前小屋を抜けるともう後は剱沢まで下るだけとなる。登りの間は僕にあわせてゆっくり歩いていたpecomaだったが、行になった途端ピューッと走って行ってしまいあっという間に姿が見えなくなってしまった。久しぶりのchippeだもんね。

送信者 20100813-チンネ左稜

剱沢も色とりどりのテントが群生していた。雷鳥沢よりも多いかもしれない。。。でも、この場所にいる人達はみんな山にかける情熱の度合いが濃くて、あたり一面クライマーかと思うと自然とテンションがあがって、僕はかけ出すほどの元気はなかったけれど、足取りが少し力強くなったような気がした。

送信者 20100813-チンネ左稜

16:00
ようやく到着したベースキャンプ。前日から台風の中場所取りをしていたrickyと、立山ホテルでダブルの部屋にひとりで泊まって悠々と過ごしていたchippeと合流。いそいそと食事の準備をしてビールで乾杯。山で飲むビールは最高に美味しいし、何を食べても幸せな気持ちになる。でも、水分が足りなくて戻すのに失敗したペペロンチーノはパリパリしてた。

送信者 20100813-チンネ左稜

翌日は0時から行動開始予定だから早く寝ないといけないんだけれど、みんな手持ち無沙汰で剱沢ボルダーセッション。ペコがスタートホールド破壊したけど、難易度変わらずのかなり面白い課題だった。僕は指が痛いので少し触って撤退。

土砂降りの夜、そして下山

送信者 20100813-チンネ左稜

0時前に猛烈な雨の音で目を覚ました。一般道の登山なら不可能では無いと思うけれど、チンネはとても無理だから諦めて再度就寝。夜はずーっと染みこんでくる水と格闘しつつ、6時頃までやることもないので頑張って睡眠。

5:30
諦めて活動を開始、9時まで様子を見て天気が回復するようなら一般道でとりあえず登頂、という話もあったんだけれど回復する様子も無いので8時頃から撤収開始。

送信者 20100813-チンネ左稜

9:00
テントを畳んでみんなのお腹にビールを分配したおかげで軽くなったリュックを背負って下山開始。御前小屋を越えて下りになってからはガスガス進んで最後の方は駆け下りるようなペースで下山。やっぱり下山はあまり楽しくないけれど、skinsのおかげで膝が痛くならなかったのは良かった。

送信者 20100813-チンネ左稜

11:00
室堂はこんな天気だというのに観光客で溢れていて、本気装備の人とまるで渋谷からそのまま来たような格好の人が入り乱れてとても不思議な光景だった。その後は立山アルペンルートで扇沢へ。帰りは比較的すいていたけれど、黒部ダムから扇沢へのトロリーバスは満員電車並みの混雑だった。

温泉、そしてバースデイパーティー

送信者 20100813-チンネ左稜

下山してから、大井温泉郷というところにあった薬師の湯というところで一息ついた。その後、pecomaが丁度誕生日だったので、ちょっと小洒落たイタリアンで食事をしてから夜遅くまで別荘で宴会。彼は大変に気持よく飲んであまり記憶が無いそうです。それぐらい幸せだったんだね!7日間誕生日プレゼントをデポったchippeが凄い。

とまぁ、そんな感じで今回の山行で一番時間かかったのは睡眠時間でした、というオチ。初めて全日天気に恵まれない山行だったけど、これも山の楽しみってことだね!でも天気が良い方が100倍楽しいね!


関連リンク

chippeの後立山大縦走記録(尾根の向こう)

2010/08/12

[indoor climbing] PUMP2 持久系×持久系

時間の都合からロープバッグを背負ってチャリで出勤してしまい、そのまま調子にのって中野島までチャリで行ってしまいました。予想通り45分程度でついたものの、ポロシャツが絞れるレベルに汗をかき、ヘロヘロ。さて成果やいかに。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.9 アップ(ギャラリー ピンク■ TR
  • 5.10a アップ(ギャラリー 赤■ TR
  • 5.10c RP(タワー 緑■)
  • 5.10c RP(奥壁 赤■)
  • 5.11a RP(タワー 茶■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 緑↑)角度が浅くなるところで一度テンション
  • 5.11a x(奥壁 水色棒)初 終了点直前の最後の1手が出せず。
  • 5.10d RP(奥壁 白矢印)初 RPしたものの、フォール寸前のひどい状態だった
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)前半部分であまりにパンプするのでテンションして終了
  • 5.11b x(タワー右 青棒)パンプがひどく前半で終了
  • 5.10c RP(一反木綿左 赤■)
  • 5.10a RP(奥壁 緑■)
  • 5.10b RP(奥壁 青棒)
  • 5.10d x(奥壁 オレンジ×?)2回テンションしてさらに終了点保持できず

【雑感】

結果は散々でした。帰り道に反省していたのですが、持久系×持久系は普通に考えてトレーニングとして良くないですね。そのうちに体が馴染んでくるのかもしれないですが、ちょっと次からは自転車で通勤するのはやめようかと思います。でも、満員電車に乗らないで済むのは大変魅力的。。。

というわけで今日は難易度を上げるのは諦めて、伊東さんに教わったことを今日一緒にいたベッチに教えることに専念。足置き、振り、正対、呼吸と一通り伝えました。少しでも身につけてリードのグレードが伸びてくれるといいのだけれど。

そういえば、先日skinsの上下を購入して、今日が上半身のデビュー戦だったのですが、あまりにヘロヘロですぐにパンプするし登れないしで全然効果の程はわかりません。ただ、帰りの自転車では相当汗をかいたはずなのですが、結構快適に蒸散させてくれているようでした。

ちなみに、昨日の夜の体重が62.9kgでしたが、先程はかった体重が61.8kgでした。登っている最中に摂取した水分がオレンジジュース1L+500mlの水、それに加えて登った後にプロテインを飲んで家についてから少し食べ物を口に入れた後にも関わらず、1kg減。その間排泄は行っていないので、往復のチャリで最大どれだけ体重が減っていたのか大変気になるところです。

2010/08/05

[indoor climbing] PUMP2 コンペの日は強かった


今日は早目にあがってパンプ2。時間にゆとりがあると、きちんとアップできるのが良いですね。到着直後の6時半ぐらいは流石にすいていましたが、7時半ぐらいからはいつもの景色になってました。リードでさんざん登った後ですが、ボルダーを少しやってみたら全然登れず。やっぱりコンペの日は結構調子良かったんだなーという感じ。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.8 アップ(ショートウェーブ ピンク■ TR
  • 5.8 アップ(ショートウェーブ 白棒 TR
  • 5.9 アップ(ショートウェーブ 緑↑ TR
  • 5.11a RP(奥壁 緑■)
  • 5.10c OS(百度 赤×)初
  • 5.11a RP(タワー 茶■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.11b x(TSUNAMI右 緑棒)初
  • 5.11b x(タワー右 青■)初
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.11b x(TSUNAMI右 緑棒)
  • 5.11cd x(タワー右 黒↑)初
  • 5.11a x(タワー 茶■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)

【雑感】

アップ以外は全部11台でまとめたら、全然完登出来ず。どれも後半までは行けてるので、トレーニングとしては悪く無いのですが、ちょっと悔しい!一応いくつか触った事のないルートに手をだしたので、新たなトレーニングルートの開拓としては良しというところでしょうか。

目標のツナミ白■は11cパートの終了点を両手で保持できるものの、最終クリップが出来ない。ムーブはわかってるんですが、少しよれてると出来ないんですよね。

ちょっと前から登ると毎回腫れて曲がりにくくなってた左手の中指がコンペから少し悪化している気がするので、まずはこれを治さないと!

2010/08/03

[indoor climbing] ロッキー品川店 敵情視察?

8月1日(日)コンペの翌日ですが、ロッキーボルダリングクラブ品川店に行ってきました。ずーーーっと気になっていたんですが、そのアクセスの悪さからついつい足が遠のいていました。でも、物凄く良いジムだった!


【行った場所】

ロッキーボルダリングクラブ品川店


【雑感】

前評判通り、アクセスはちょっと難がありますが、埋立地の倉庫街にあるので休日はとても東京とは思えないほど静まり返っていました。オーナーが入り口で本を読みながら昼寝していたりと凄くのんびりした空気感の場所です。

課題は特に級の表記はなしに(むずかしい←→やさしい)と色分けされているだけのシンプル仕様。一応緑テープが3級前後で水色テープが1級前後という感じ。壁の形状は今流行りの立体的な壁ではないけれど、高さもあるし、どの壁もかぶっていて、ここでトレーニングしたら強くなるな!という感じ。噂の球体ボルダーは想像以上にでかくて圧倒されました。

Tuneさんだけじゃなくて、べっち、ペッペ、リッキー&あゆちゃんといつものみんなで端からセッションしていったのだけれど、やっぱりペコ、リッキー、Tuneさんは強かった。これからマスターに参加しようと思ったら彼らよりは最低でも強くないとならないので大変だー。

【ワンポイント】

最近少し遠目のホールドを取りに行くムーブが安定してきたように思う。つい肘をはって肩が猫背になりそうな悪いホールドでも、我慢して脱力してためを作って次に進む。この一瞬のためがあるから少し遠い次のホールドが取れる。その時はあまり何度もためないで、1度のためで思い切って次へ行く思い切りも大切。

[competition] PUMP2 RULES OF POWER

7月31日に行われたPUMP2川崎店でのボルダリングのコンペ、「RULES OF POWER」のミドルクラスに参戦してきました。全部で4クラス(ビギナー、ミドル、マスター、エキスパート)ある中で下から2番目のクラス。そろそろ1年近くミドルに出ているので、今回でミドルを卒業するつもりで本気で調整して挑みました。


【概要】

ざっくり説明した通り、全4クラス(ビギナー、ミドル、マスター、エキスパート)に分かれてのコンペ。定員は各40名だけど、ビギナーとエキスパートは20名程度だったみたいです。各クラス予選はセッションで前後半50分、決勝はベルトコンベア方式で3課題で競いました。

セッション方式というのは参加者全員で一斉に登って人の登りも見ながら課題に挑戦する事が出来る、普段のジムで登っているような方式。ベルトコンベア方式というのは各課題トライ時間が4分、課題と課題の間の休憩も4分とどんどんトライする方式で、他の人の登りを見ることが出来ません。

【予選前半 11/14】

立ち上がりの数トライは調子がいまいちでしたが、終わってみれば11完登といい感じ。最近のトレーニングの成果も色々と発揮出来て、いつもならムーブが硬くなってしまう所をリラックスして登れたような気がする。ジムに慣れているっていうのも大きそうだけど。

【途中休憩】

コンペに参加する楽しみはもちろん、優勝を目指して競う全力で登る事だと思いますが、他にも色々と楽しみがあります。その一つが応援。自分より強い人も弱い人も、全力で課題にトライしている姿はついつい声を張り上げて応援してしまいます。

もう一つ、僕はこっちもかなりメインの楽しみだけど、コンペに出るぐらいクライミングが好きな人達と仲間になれること。普段のジムでも同じ課題に打ち込んだりしてると自然と仲良くなっていることがあるけれど、コンペだともっと仲良くなりやすい。途中の時間で簡単な課題、難しい課題の登り方を情報交換したり、励まし合ったり。

【予選後半 13/14】

11完登してれば決勝安泰、という声もあったんですが、最低あと1課題は落とさないと厳しいんじゃないかという感覚があったのでじっくり後半もトライ。レスト直後のトライではサクサクと進んだものの、痛恨の終了点タッチ落ち。その後は全く手が進まず、気持ちばかりが焦る。

少し休んで再トライのために並んでいると「今日は店長から許可とったんで上裸OKです!」とMCが入り、あんまり煽るものだからつい上裸になってトライ。これが良かったのか今まで落ちてたのが嘘のように手が進み、終了点をがっちり保持。そのままの勢いでもう1課題を完登し、13完登。一番奥のルーフ課題はちょっと手ごわそうだったので放置して後半戦終了。


【再度休憩】

この決勝までの休憩中に、ゲストクライマーとして参加していた安間佐千君と伊東秀和さんのトークショーがありました。

安間君は言わずと知れた昨年のワールドカップ総合2位という世界屈指のクライマーですね。伊東さんは自身も現役のクライマーながら、現在はコーチ業に比重を移して活動されている方で、安間君のコーチの他にも数多くのユースの面倒を見ています。一般の人にも教えていて、僕も前期から参加しています。(詳細はこちら

どの話も非常に面白かったのですが、一番印象に残っているのが食事に関する話。安間君は食欲とは関係なく必要なものを必要なだけ摂取するとのこと。小さな頃からお母さんが非常に食事に気を使う方で未だに肉が好きじゃないというのが驚きでした。彼の体を見ると凄く納得感はありますけど。

逆に伊東さんは食事をする事が好きで、あまり厳しい節制をすると精神的に弱ってしまうからちゃんと食べるようにしているそうです。コンペの前などは二日ぐらい前から体に入れる質量を減らして短期的に体重を減らすとのこと。循環させることを意識している、と何度も繰り返してました。色々なアプローチがあるのが面白いです。

【決勝】

1課題目はムーブが頭から飛んでしまってK点1撃、完登2撃。2課題目はちょっと悪い課題でK点2撃の完登出来ず。3課題目は最後の1手が少し遠かったものの、1撃。見ていた人からおそらく3位だろうという話を聞いたものの、最後の発表があるまで落ち着かず。とはいえ出し切れたと思うので気持ちを切り替えてエキスパートの決勝を楽しみました。凄く難しいと思うけど、3年以内にあそこで戦えるようになりたい。


【結果】

ミドル3位に入賞する事が出来ました。今まで参加したコンペの中で最も体調良く望めたコンペだと思います。1週間のアルコール断ち、前日1日のフルレスト、当日のアップも含めて休みすぎず登りすぎないペースをうまく作ることが出来た。次回以降のコンペでもこうした体調で挑めるよう、今回の調整を忘れずに行きたいです。


関連リンク

RULES OF POWER リザルト
PUMP2川崎店

2010/07/29

[indoor climbing] PUMP2 白■に苦戦

IMG_1815
IMG_1815 posted by (C)orifu
3月のグランドキャニオン 南側のviewpointより

今日は水曜日なのでPUMP2へ。60メートルロープ1本しか持ってないうえに、ジムのレンタルボックスも無いので紐の日は毎回45Lぐらいのザックをいっぱいにして出勤してます。さすがにアレなので40メートルロープをジムに置いておきたいなー、と思いつつ、このリュック担いで歩くのは良いトレーニングになったりしないかな、とか心揺れる日々です。


【行った場所】

PUMP2 川崎店


【登ったルート】

  • 5.9 アップ TR
  • 5.10a アップ TR
  • 5.10a OS(ダイヤモンド 緑↑?)
  • 5.11a RP(TUSNAMIの右端 青■?)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.11b x(タワー 青棒)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)
  • 5.12a x(TSUNAMI 緑↑)
  • 5.11c x(TSUNAMI 白■)

【雑感】

結構本数だした後のTSUNAMI緑↑トライだったけれど、終了点1手前まではするすると進めたので、ほぼこのルートはモノにしたと言っても良さそう。逆に、白■は本数ばかりだして変に苦戦してしまった。2度ほど真剣に人のムーブを見て、自分のクリップポイントを決めたら11cの終了点1手前まではいけたので、後数本で11cは落とせる。その後の12aも出来れば3本ぐらいでものにしたいけれど、まだ一度も触っていないので5本ぐらいはかかるかな。

後半気がついたのだけれど、白■は前腕ムーブになってしまってるから上部でよれてしまっているように思う。次からはきちんと下部のガバ部分は巻き込みムーブで登るようにしないと。

後はもうちょっと疲れるルートを取り入れていかないといけない。今日は10本出しているとはいってもまだまだ余力がある感じ。少し登るルートも考えてみよう。


2010/07/27

[workout] レスト日なので登らず筋トレ

P1020728
P1020728 posted by (C)orifu
三連休の小川山 スラブ状岩壁にて「オーウェンのために祈りを(5.10c)」

週末二日間、土曜日は12時〜22時(2時間休憩)で紐、日曜日は12時から20時でボル、月曜日は1時間だけペキとかやったら肩周りの疲れが全く抜けません。というわけで今日は腕のトレーニングは特に行わずに腹筋まわりと有酸素運動。


【メニュー】

最近の筋トレ時に固定でやってるのが以下のメニュー

  • 骨盤前後動 10回
  • 仰向け膝立で腰上げ 10回
  • 両手を上に上げて腹筋 10回
  • 左手お腹、右手は上で腹筋 10回
  • 右手お腹、左手は上で腹筋 10回
  • 左右前後足上げ 各30秒
  • PNF右手を斜め上から腰へ 10回
  • PNF左手を斜め上から腰へ 10回
  • 四つん這いで対角線の手足上げ 各30秒

これを3セットで1時間と少し。1時間ぐらいでサクサクこなせるようになるのが当面の目標。でも、雑にやっても仕方ないから丁寧に。これに加えて30分から1時間走ってトレーニング完了。腕が元気ならロックトレと懸垂もしたいけれど、今日は肩を休めるのも目的なので無し。



【雑感】

月が綺麗で風も気持ちのいい夜だった。冷房効いてない室内よりは確実に外のほうが過ごしやすい。週末のコンペ、9月頭のコンペ、10月末にあるだろうランナウトコンペにむけていい感じのテンション。これを維持しながらトレーニングしていきたいなー。


[indoor climbing] pekipeki 久しぶりのギリ割

100725_1700~01
100725_1700~01 posted by (C)orifu
三連休の小川山にて分岐岩MNP(1Q)

痛めるのが癖になりかけている左肩と左足首を見てもらいに朝からお茶の水の順天堂大学病院へ。朝8時半に受付を済ませて、病院をでたのが3時間後の11時半。これだから病院は嫌い。おかげで本は随分進んだけれど。

少し心配していたけれど、どちらもレントゲンの結果特に問題は無し。受傷直後は冷やす事とインナーマッスルを鍛えることで改善されるかもしれない、と言われて一安心でした。休む事は難しいからそれとなく付き合っていきます。


【行った場所】

bouldering studio PEKIPEKI


【雑感】

昼から出社したせいで、ペキペキに到着したのはギリ割時間の21時30分。土日に丸々2日ジムで登りこんだ疲れを完全に引きずっていたので壁部員の調子によっては登らずに帰るつもりだったけど、意外とみんな元気だったので登ることに。紹介割引とギリ割を合わせると550円で1時間登れて凄くお得な気分。

部員で一番熱心で、僕に次ぐ参加率(僕はフル参加)のSSさんはかなり安定して登れるようになってきている様子。ただ、触っている課題の種類が少ないのが勿体無い感じ。もっと落とせる課題もいっぱいあるし、色々触ったほうが結果的に今狙ってる緑■を落とせるようになると思う。指とか体の慣れがもう一声。でも、ペキにはすっかり馴染んでツッコミの内容は完全にクライマ−ですね。

常連さんの女性陣が着々と黄色を落とし始めていて、成長著しい。とかいって別に僕が面倒見てるわけじゃないんだけど、会社の部活で月木固定で行くようになってから、毎回同じような人と顔を合わせるから、ついつい成長を見守るような気分に。人が伸びている姿を見ると自分のモチベーションも上がるからいいっすね。

僕は思った以上にスムーズに登れた。多分、ペキの壁でテープ課題(特に1F)だと負荷が不足していて疲れているとか全然関係ないんだろう。だから今登れていないいくつかの課題はトライ回数が足りてないから慣れてないんだと思う。 ペース配分を考えると、月曜日と木曜日は部活があってペキで登るから、
1週間に2回ピークを作るなら
日 出し切り
月 ダウン
火 腕使わない系&有酸素
水 出し切り
木 ダウン
金 レスト
土 高グレード狙い

一週間に1回のピークなら
日 外
月 アップ
火 出し切り
水 出し切り
木 ダウン
金 レスト
土 外
とかこんな感じ?
どう考えても登りすぎです。本当にあr(ry

とりあえず今週末はコンペがあるので
火曜 有酸素+筋トレ
水曜 出し切り
木曜 ダウン
金曜 レスト
土曜 コンペ
という感じで行こうと思います。


2010/07/26

[indoor bouldering] T-WALL大岡山でクライミング

クライミングを続けていると、毎日登ることがいつのまにか当たり前になってしまう。特に1時間とか2時間とか車で出かけていって、登る事、これが当たり前になってしまう。

確かに、クライマーにとっては毎週末に訪れる場所で、喜びも悲しみも、悔しさも達成感も味あわせてくれる、日常の場所だ。でも、その場所は大抵の人が1時間も2時間”も”かけて観光に訪れる場所でもある。

今日訪れたT-wall大岡山でそうした差分の一端を味わった。こんなブログでも読んでくれる人がいるので、毎回面白いブログにはならないかもしれないがマメにブログを更新しようと思う。内容を覚えていてくれる人がいるというのは大きな喜びだ。今日は本当に楽しい一日だった。


【行った場所】

T-walll大岡山

【雑感】

最近の流れに乗って出来たジムだけあって、内装、外装ともに非常に綺麗で過ごしていて快適なジム。入り口の看板があまりに目立たないためにたどり着きにくいのが難点といえば難点か。インド料理の店のすぐ横で、道路からはちょっと奥まった場所にある。

スラブ、垂壁を始めとして様々な角度の壁があり、立体的なムーブが楽しめるので、初心者から玄人まで楽しめるジムだろう。グレード感は概ね自分の感覚に近いが、奥の壁と手前の壁のグレード感は1級以上違うように感じる。


【その他】

前半はペキグビで見知ったメンツとでテープ課題をメインに登った。T-wall大岡山では赤テープが5〜3級の足限定になっており、白テープが1〜3級の足限、黄色テープが5〜3級の足自由となっている。赤テープ、黄色テープは一部除いて比較的余裕を持ってトライ出来る(奥の角度がきつい壁の同テープは若干きついので本気トライ)、白テープも1桁のトライで落とせる感じなので手前の(角度があまりキツクない)壁に関してはペキペキに近い感覚。

後半は常連さんに混じってファイル課題でセッション。自分より強い人も数名おり、非常に良いレベル感で混ぜてもらってガンガントライ。前半は前日の中野島での疲れが残っているように感じていたが、セッションが始まるとアップが完了していることもあって、体が軽く感じた。やっぱり、ジムで登るときに一番大事なのは「まーぜーてー!」の一言だと思う。

自分の登りについては、久しぶりに丸二日ジムで登っていたため、非常に指皮が痛かった。しかし、前半にテーピングで過ごしていたら、後半には外しても問題ない程度に回復していた。セッションの興奮効果もあったのではないかと思う。セッションの効果は非常に高いな。自分の得手不得手、調子にとらわれずにトライするというのは非常に良い効果を生むと思う。

ジムの後、セッションに混ぜてもらった方達に飲みに誘ってもらって一緒に駅前の「いろは」という飲み屋へ。みんなクライミングが大好きで、登っていれば楽しい、特に外で登るのが好きなメンバーのようで、小川山でキャンプをしているかのように楽しい飲み会だった。今度は是非小川山で一緒に登って飲みたいと思う。きっと、素晴らしく楽しい一時を味わう事が出来るだろう。改めて、今日は最高の一日だった。


2010/07/25

[indoor climbing] PUMP2 TSUNAMIの12a(緑↑)RP

更新が滞りに滞っていましたが、ジムで初の12台をRPしてテンションが上がっているうちに再開したいと思います。しばらくはトレーニングの記録メインになるかと思います。外で登るのもトレーニングの一部だ、とかいうと全部トレーニング記録になってしまうんだけど、外だとトレーニングというよりもエンジョイしている時間の方が長いっす。

7月24日(土)は夕方から伊東スクールがあるためPUMP2でクライミング。うだるような天気の中12時頃に到着。駐車場もガラガラ、中もガラガラで自由に登ることができました。12時〜15時までと途中休憩を挟んで17時〜22時という感じで登っています。


【登ったルート(前半)】

5.7〜5.9をTRで3本
5.10a RP
5.10a RP
5.9 RP
5.11a x(タワー 赤棒?)
5.12a x(TSUNAMI 緑↑)

【登ったルート(後半)】

5.7〜5.9をTRで2本
5.10a RP(奥の壁 緑■)
5.9 RP(一反木綿 オレンジ棒)
5.10b RP(奥の壁 紺棒)
5.12a x(TSUNAMI 緑↑)
5.12a x(TSUNAMI 緑↑)
5.12a RP(TSUNAMI 緑↑)
5.11c x(TSUNAMI 白■)
5.11b x(TSUNAMI 黄棒)
5.10a RP(タワー 緑■)
長物ボルダー20手を1分インターバルで6回 全部13手目で落下


【考え方とかやり方のメモ】

伊東さんからスクール通して教わったことをメモ書き程度にまとめる

  • クライミングは反復練習が大切
  • 同じ内容を繰り返すことで成長を確認することが出来る
  • いつも決まったルーチンでトレーニングをして、慣れてきたら1個2個内容を変えていく
  • マックス系の課題をやることで筋肉の出力アップを図る
  • 前腕のアップだけじゃなくて肩や指のアップをする
  • 指が曲げにくくなると把持力のダウンにつながるから指のストレッチも入念に行う
  • ボルダー課題で一撃できるけど、落ちるかもしれない程度の課題にほとんど休まず4連続でとりついて、4分休んでもう一度とか
  • 落ちに行くぐらいのつもりでとりついて、でも最後の一手まで出し切るとか
  • トップロープで足自由にして動きの確認を行う
  • 日頃ボルダーをやっている人は体をリラックスさせるようなアップを行うと効果的
  • 日頃ロープをやっている人はキレを出すためにマックス系の課題をやると良い

【登り方のメモ】

  • 体のフリで登ることでエネルギーを抑えることが出来る。
  • 特にどっかぶりだと、腕を巻き込むムーブで肩を持ち上げる事が大事。腕で登るとパンプしちゃう。
  • フリで登る時は足の位置が大切。支点となる手の真下あたりにあるとやりやすいけれど、進みたい方向にずれると正対気味になってやりにくくなる。
  • 正対の時も初動を肩の巻き込みで作ることで勢いを作ることが出来る
  • 足でも保持する事が大切。そのための練習も必要
  • 足で保持する練習として、きちんと足の先端をホールドに置き、そこがブレないようにする
  • 正対のムーブでは足の書き込みが非常に大事
  • ホールドが悪いからといって、猫背になってしまうと動けない。胸を張って肩甲骨で抑えこむ
  • 少しためを作ることで次のムーブにつなげる。ガチガチしてたら次の手は出ない
  • 登る間呼吸を忘れずに。一手出すときに吐いて、足を整える時に吸うイメージ。無呼吸になると体の連動性が失われます

もっとたくさんのことを教わったと思うけれど、今意識できているのはこれぐらいか。次スクールに入る時は毎回記録を残して成長に繋げたい。


2010/05/21

[climbing] joshua tree 1

2010年2月26日(金)

人生で初めて自分の意思で海外へ飛び立った記念すべき日。
必要以上に重い荷物(カムも無いのに合計40kgもあった)を抱えて空港をさ迷う。

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待ち合わせの時刻から1時間以上送れて待ち人到着。これが慣れか。それでも時間が余ったので空港内をぶらつく。
twitter、blogで知っているとはいっても雪山さんと直接会うのは2度目。これから3週間近く共に過ごすかと思うと緊張してもいられないが、特にこちらに気を使うでもなく自然体の雪山さんに引きずられてかそれほど緊張はしなかった。

IMG_1656

飛行機に乗り込んだら後は10時間程だらだらする事になる。お互いに殆ど言葉を交わすことも無く、本を読んだりiPhoneをいじったりと思い思いに過ごす。数年ぶりの飛行機はやはり狭苦しくてとても快適とはいえない空間だった。
ただ、上空1万メートルから眺める空は格別で、気持ちは未だ出会ったことの無い岩山へと飛んでいた。

P2270004

東京を17時に出発して現地到着が11時。空港から出たら僕が外国人だった。
やたら職員が多いと思ったら、全員寄付金募集の空港とはおそらく何の関係もない人たちだった。
月並みだけど、「映画の世界が飛び出してきたみたいだ!」なんて考えながらニヤニヤする。
車を借りたら一路joshua treeを目指して東に向かう。

P2270004

左ハンドル右側通行。仕切りが無くてどこまでもまっすぐ広がる高速。
これから始まる生活を思うといやでもテンションがあがる。
この国では高速は全て無料で、SAなんかも日本のように立派なものは何も無い。
高速からの降り口の周辺にGSやファーストフード店があるので、必要があれば高速から降りてしまう。

P3100244

降りる場所を間違えて通り過ぎたり(首都高を曲がり損ねて千葉にいくぐらいはあっさり移動させられる)しつつ、joshua treeの入り口にある山道具屋に到着。
写真は後日撮ったものだから明るいけど、実際はとっぷり日が暮れた18時頃。
これから3日は降りてこない予定なので、トポ、ガスをはじめとして細々としたギアと生活雑貨を購入。
トポは百岩を5冊重ねたぐらい分厚くて、掲載されているルートが多すぎて良くわからないし、僕の感覚からすると非常に高かった。でも、ルート数で考えると日本のトポの方が高いんだろうな。

クライミング用品の買い出しが終わったところでスーパーに移動して食料の買い出しを行う。僕は調理するつもりは全くなかったので、キャベツ、卵、バナナ、パスタ、パンとせいぜいゆでる程度の食材。
こういう時、きちんと自炊の経験があると断然幸せな生活を送ることが出来る。それに、自分が生きるのにどれぐらいコストがかかるのか、という金銭感覚もあるだろうからコストの算出がしやすそうだ。

P2270010

国立公園内に入ってからもかなりの時間移動してキャンプサイトに到着。
クライマー御用達のサイトは非常に混み合っていたが、運良く一つだけ空きを発見する事が出来た。
随分と人里離れた場所なのに、想像していたほど星を見る事は出来なかった。
天気の問題かな。

2010/04/27

[climbing] 香落谷 クラッククライミング

送信者 20100424-香落谷
4月24、25日とtwitterで話題になっていた香落谷の岩場に登りに行ってきた。
自分のメモとして香落谷、とつぶやいたのをたまたま拾われて同行させてもらった。
ジョシュアツリーといい今回といい、twitterの横に繋がる力は本当に凄い。



【どこらへん?】

ここらへん。

より大きな地図で 香落谷まで を表示

【どうやって行くの?】

全行程を車で移動
片道約6時間
行きは途中の牧の原SAで仮眠
帰りは浜名湖のSAで夕食
宿泊は旅館春日。こじんまりとした旅館だが、1泊2食で6500円。食事もボリュームがあって美味。今回はたまたま宿泊客が自分達だけだったのでノビノビ。

【岩場】

名張、香落谷は主な岩場が三つあり第一岩壁、屏風岩、MCの岩場。今回は第一岩壁に行ったのみ。
送信者 20100424-香落谷
第一岩壁はアプローチで渡渉が必要だが、雨に強く課題も10~11台の手ごろな感じ。
屏風岩が一番立派で長さもあるらしいけれど、雨に弱いらしい。

見事な柱状節理でどのルートもえらいカッコイイが、夏はとても暑いし、冬はとても寒いしでシーズンが短いという噂。
トポが大阪近郊の好日山荘でしか売っていなかったりするので、関東のクライマーはあまり縁が無いかもしれないけれど、岩は最高なので一度は登りに行ったら良い。

今回登ったルート

  • 直登 5.9 RP(2便)
  • スネークマン 5.11a ×
  • これなんですか 5.10a ×
  • サキサカ 5.10a FL
この岩場で一番カッコイイルートはスネークマン(5.11a)
送信者 20100424-香落谷
スパッと走ったシンハンドサイズのクラックが30m近く続く。僕はテンションにテンションを重ねながら半分まで登って敗退

2010/04/21

[climbing] joshua tree 0

送信者 20100315-JoshuaTree1
2月26日に東京を出発して3月15日にアメリカから帰国した。18日間の記録を少しずつまとめようと思う。
今回は概要。


【どこらへん?】

ここらへん。

より大きな地図で ジョシュアツリーまでの道 を表示


【どうやって行くの?】

LAまでは成田から飛行機。 行きは約10時間 帰りは約11時間。
LA国際空港からの移動は全てレンタカー。

空港の出口の目の前に、レンタカー各社のカウンターまで乗せて行ってくれるバスがあるのでそのうちのどれかに乗って5分程でレンタカーが置いてある場所へ。事前にネットで予約をしておくと便利。
LA国際空港からジョシュアツリー国立公園までは車で3時間程。

ジョシュアツリー国立公園への進入口は3つ。

1.国道10号から62号に入り、Joshua Treeという町から南下(看板無し)
2.国道10号から63号に入り、Joshua Treeを通りすぎて29 Palmsという街から南下
3.国道10号線を168番出口で降りて Cottonwood Spring Rdを北上

クライミング目的で行く場合、トポにも書いてあるけれどHidden Valley Campgroundという場所が岩場の中心部にあって便利。テントサイトの真横の岩に立派なクラックが走ってたりしてそそる。
Hidden Valley Campgroundを目指すと、一番近い進入口は1。特に看板が無いけれど、Nomad Venturesというクライミング用品店とお土産屋が向かい合わせになっているところを曲がる。3番は非常に遠いので観光的な目的が無い限りは利用しないだろう。国立公園の広さを体感したい場合は利用すると良いと思う。


【国立公園】

入場するのにお金がかかります。
各入り口にゲート(といっても小屋があるだけ)があって支払うことが出来る。ただ、9時から17時ぐらいまでしか人がいないので自分は結局10日ぐらい滞在した後にようやく支払いをした。長期滞在をする場合は都度支払うよりも年間パスを購入してしまった方が安い。

キャンプ場
備え付けの封筒にテントサイトの番号と滞在予定、それにお金を入れて、キャンプ場の入り口にあるポストに投函する。領収証部分をテントサイトの番号が記載してあるポールにクリップで留めておく。毎朝パークレンジャーが各テントサイトを見回って不法滞在とかのチェックをしている様子。
テントサイトがそれぞれ10m以上離れているので、お隣さんは全く気にならない。トイレはぼっとんだけど、気候の問題なのか全くにおいが気にならなかったし、綺麗。ゴミ箱も各種取り揃えられている。

【岩場への移動】

各岩場へは車で最大30分程度+徒歩。地図が少々わかりづらいので目的地にスムーズにたどり着けるようになるまで3日ぐらいかかった。さらに、そこから目的の岩を見つけるとなると結構大変。
トポに写真の掲載されていない岩を探すのは至難の業なので、基本は写真を頼りに進んでいく。

次からは実際の記録を書いていこうと思う。


関連リンク

Joshua Tree メモ 1 (雪山大好きっ娘。2.0)
[観光]メキシコ (雪山大好きっ娘。2.0)
Joshua Tree メモ 2 (雪山大好きっ娘。2.0)
[観光]グランドキャニオン (雪山大好きっ娘。2.0)
[記録]Joshua Tree メモ 3 (雪山大好きっ娘。2.0)